ローズドリナ
貴婦人たちが愛した液体の宝石
ブルガリアンローズ
ローズは遠い昔からヨーロッパや中国で、若く美しく元気であるための美の秘薬とされてきました。
なかでも、ローズの豊かな香りと成分を抽出したローズオイルは、その貴重さゆえに「液体の宝石」とも呼ばれ、金にも値するたいへん高価なものでしたので、王侯貴族など上流階級の人たちにしか手に入れることが出来ませんでした。

マリーアントワネットもローズの香りをこよなく愛し、クレオパトラはシーザーをローズの香りで誘惑したと言われています。

現代でもローズオイルは年に一度、わずか3 週間しか咲かない希少なロー ズを、朝まだ陽の昇りきらない5時から10時ごろの間だけ一輪一輪手摘みし、その日のうちに水蒸気蒸留して得られます。
こうして得られた香油(エッセンス)は、オットーローズとよばれ、3.5kg~4kg のローズの花から、わずか1mlしか採ることが出来ません。

このように希少性の高いローズオイルは、時代を超えて、今なお貴重な「液 体の宝石」に変わりありません。

ローズオイルが採れる、ダマスクローズ〈学名Rosa damascene〉は、トルコやイランなどでも栽培されていますが、ブルガリア産のダマスクローズは、世界最高の香り高い品質を保っており、特に区別され、別名ブ ルガリアンローズ「花香の女王」とも呼ばれています。